コルネオセラピーの視点③
- Corneotherapy
- 5月24日
- 読了時間: 2分
☆その深いシワ、乳頭層が下がっているかも?!
お顔に気になるシワはありますか?
そのシワ、引っ張ってみて下さい。
引っ張って消えるようなシワは肌の浅い部分に出来ているシワ。
引っ張っても消えないようなシワは肌の深い部分に出来てしまっているシワなのです。
浅いシワは、乾燥により引き起こされるので、肌にたっぷりと水分を入れ込み、しっかり保湿することで改善されます。コマーシャルで見かけるシワ改善クリームなども、もしかしたら効果があるかもしれまません。
でも深い部分からできているシワはそうはいかないのです。
この深いシワ、乳頭層という部分が下がってしまったことにより引き起こされます。
肌は表皮層と真皮層の2層構造になっており、その境目にあるのが乳頭層です。

若い時は元気に波打っている乳頭層ですが、年齢と共に段々と平らになり、更には下がってしまいます。
乳頭層の下にある真皮層では、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが表皮を支えてハリを保っていますが、これらの成分が年齢と共に減り、質も低下し弱くなり、支えるチカラがゆるむことによって乳頭層が下がるのです。
肌の表面から乳頭層までの距離は永遠に変わらないので、乳頭層が下がるとつられて肌の表面も下がります。
これが深いシワ=老化のシワなのです。
ではこのような弾力不足による深いシワの対策ってどうしたら良いのでしょうか。
このタイプのシワの改善には乳頭層へのアプローチが必要になります。
お顔の筋肉を動かすのです。
サロンのフェイシャルマッサージによる筋肉刺激で、肌がプリッとなりキュッとしまり、リフトアップし、法令線なども薄くなるお客様がたくさんいらっしゃいます。
これは血流やリンパの流れが良くなりコラーゲンやエラスチンの産生が促されるため、ハリ·弾力が戻るのです。
弾力のある肌、ハリのある肌を目指して食生活を見直すことも必要です。コラーゲンもエラスチンもたんぱく質です。
コラーゲンを多く含むフカヒレや牛すじ肉が良いと考えがちですが、アミノ酸バランスの良い、いわゆる「良質のたんぱく質」をしっかり摂ることの方が大切。
肉·魚·卵·大豆·乳製品はアミノ酸スコア100の良質たんぱく質です。
まずは深いシワを作らない。
それにはお顔の筋肉をほぐすこと、食事に気を付けるなど、日々の努力が必要なのです。
(一般社団法人アロマ・リンパセラピスト協会会報 IKI・IKI㉝ 掲載)
コルネオセラピスト 山本なお美







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